発表会後の事務処理等もだいたい終わり、ほっとしています。
昨日はいつもお世話になっている、
星野義浩先生のヴァイオリン教室の生徒さんのホール練習会。
半年前の発表会にお邪魔した時よりも、また上手になっていてびっくり。
すごいですね。向上心があれば、少しずつでもいい方向に変わっていく。
その姿を拝見して、こちらが感動を頂いています。
私は”先生”と呼ばれる立場ですが、
こちらが教えられる事は多いんです。

「先生はほめてくださるから」という言葉を、良く言っていただきます。
(昔は違いますよ。今の話です。今の!)
確かに私は、どちらかというとほめる方なのかもしれませんが、実は怒る事あります。
“ほめる”という行為は大切だと思いますし、ほめるようにはしているつもりですが、
“練習していなくても怒られない”というのは、全く違う。当然怒ります。
注意散漫で人の話を聞いていないときも、怒らないにしてもかなりきつく注意します。
私は”練習しないで先生の前に座るのは失礼なこと。練習していないのなら来るな”
と先生から直接言われたことがありますが、
それはもっともな事。プロになるとかならないとか・・そんな話ではありません。
発表会少し前の出来事です。
ある子に、雷を落としました。多分、その子にそこまで怒ったのは初めて。
お迎えのお母様に「今日はかなり怒りましたので、ショックを受けていると思います」
と、お伝えしました。本人も”しょぼん。。。”
ところがお母様は、
「あんな練習では、聴いていただく人に心は届かない。
心を届けるための練習量ではない。
普段、先生にほめていただけるという思いで、本人はピアノに通っていると思うけれど、
練習も大してしないでほめられるわけがない」(ちょっと言葉の言い回しが違うかもしれませんが・・)
そして、「先生、怒っていただいてありがとうございました」
と、頭を下げられました。
胸がいっぱいになりました。

心を届けるための練習、練習量。
上手にミス無く弾く事はひとつの完成ですが、
そこに持っていく為のそれぞれの努力の過程こそが、
最も大切なこと。
とても難しいけれど、原点。

発表会当日。
ちょっと緊張していたけれど、一生懸命に上手に弾いていましたよ。