気がつけば11月になっていました。
どうして毎年毎年、時間の流れが加速していくのでしょうか?
やらなければならないことが山積しています。

そんな中、権代敦彦(ごんだいあつひこ)さん、
佐村河内守(さむらごうちまもる)さんという、
お二人の邦人作曲家の方の作品、
そしてチェリストのヨーヨー・マの演奏を聴いてきました。

サントリーホールでの権代さんの作品の一つ、
“メゾ・ソプラノ、ピアノ、児童合唱とオーケストラのための子守歌”は、
大阪池田市で起きた児童殺傷事件で亡くなった小学生の母親が綴った手記を、
「鎮魂歌」にということで作曲された曲です。
ピアノは私が尊敬する、大学の先輩でもあるオランダ在住のピアニスト向井山朋子さんでした。

浜離宮朝日ホールでの佐村河内守さんの作品、
弦楽四重奏とシャコンヌ。

サントリーホールでのヨーヨー・マ。

いずれも頭の中で、ずっと”魂”という言葉が浮かんできました。
目に見えない”魂”と真剣に向きあったり感じたりすることは、
生きる側にとって、言葉にし難い感覚のように思います。
その゛魂゛と向き合うことから生み出される曲や演奏は、
現状は変わらなくとも、そこに寄り添う努力をしたいという壮絶な想いを感じます。

重い気持ちになることが多かったコンサートですが、
どれも”音楽ができること”を感じる、
本当に素晴らしいものでした。