Archive for 3月, 2012

昔から見続ける悪夢があるのですが、
それは音楽関係の友人知人・・・見る人が多いようです。

暗譜ができていなくて、先生に怒られる夢
暗譜ができていないのに、舞台袖に立っていて、
もうすぐ本番という恐ろしい夢

私が見た一番怖い夢は、
自分が必死で練習してきたコンチェルト(協奏曲)とは全く違う楽譜を、
オーケストラの方たちが手に持って舞台に上がり、
まさにチューニングを始める状況

その前に合わせがあるので、
絶対にあり得ない話ですが、そこが夢。

あんなに練習してきたのに、
私はどうすればいいんだろう。
知っている曲だけど、
楽譜は一度も開いたことのない曲が始まろうとしているのに、
私はどうすればいいんだろう。

起きたら汗びっしょりでした。

見たくないけど、こればかりは一生続く気がします。
職業病・・・・ということです。

1994年夏、2年のドイツ留学を終了して帰国しました。

折角覚えたドイツ語を忘れたくなかったので、
青山一丁目にあるドイツ語学校Goethe-Institutに通いました。
ドイツ語学校では、最もキツイと言われる学校です。
確か一回の授業が3時間で、ドイツ語漬けだったような・・・。
そこへ週2か3・・通っていました。某大な宿題も出ました。
そこで教わった男性の先生は、とても教えるのが上手で、
NHKのドイツ語講座(TV)にも出ていらっしゃいました。

環境の変化で通うことが難しくなったことでやめて、
やがて横浜に引っ越し数年後、
ドイツ語再開を考え、あまりきつくない横浜のNHK文化センター??に行くと、
偶然にもGoetheでお世話になった先生のクラスに!!
Goetheに行く方がドイツ語のスキルアップにつながることは分かっていましたが、
時間的に余裕がなかったことと、その先生がいらっしゃることで、
とても楽しく通うことができました。

その後練馬に引っ越したり、ウィーンで生活したりとバタバタしていて、
結局ドイツ語を習うという世界から離れていましたが、
今日、某所で先生にバッタリ!!
10年以上お会いしていなかったと思います。

Entschuldigung・・
Sind Sie・・・Herr・・・Daniel・・Kern??
(失礼ですが、ダニエル・ケルンさんですか?)
とお聞きすると、
君は僕の生徒だった!!!とすぐに思い出してくださいました。

それからは・・相変わらずの超高速ドイツ語の世界。約20分。
部分的に??とフリーズする瞬間もありましたが、
美しい標準ドイツ語だったおかげで、
ほぼ100%聞きとれて喜んで会話をしていたら、
「Goetheでは教えていないけど、
ドイツ語を引き続き勉強するために、早稲田大学の生涯学習センターの僕のクラスにくる??」
「でも今、生徒が多分一杯だから、ウェイティングリストにかけてあげるから」
と、名刺交換しながら・・・あれよあれよと話が進み・・・。
3つの大学でも教えていらして、その一つは私の出身大学。
「先生・・この学校」と言いかけたら、
「覚えてるよ、君の出身大学でしょ!」
毎年毎年、大勢の学生や一般の人に教えていらっしゃるのに、
覚えてくださっていたことにまた感動!

ドイツ語再・・再開はいつも頭の片隅にあったものの、
なぜだか二の足を踏んでいました。

でも、変わらない先生の笑顔と、
超高速の美しいドイツ語に接して、
これは・・・もう一度・・・勉強する時期が来たかな・・・と。
難しいんですけどね・・・ドイツ語!!

いつの間にか、ピアノの横に楽譜が積みあがっていきます。
その山が高くなると2つのブロックに分け、
小さい山が2つにになります。
それに特別の意味はなく、
気が付くと3つ、4つになっていきます。
そうすると・・片付けようか・・という気持ちになって、
本棚に戻す作業をします。お片付け。
早い話、積み上げ続けると、
いつか土石流となって自分に落ちてきて痛い・・と思うからです。

先日・・・ヘンレ版のベートーヴェンのピアノソナタ一巻が、
3冊もあることに気が付きました。
二巻は1冊しかないのに・・・なんで???
それから良く見てみると、ショパンのノクターン3冊、
モーツァルトのピアノソナタ一巻2冊、
シューベルトの即興曲2冊、
ドビュッシー・・・等々。
ただ、ベートーヴェンのピアノソナタ以外は、
みんな出版社がそれぞれ違ったので、
フレーズや指使いの違いをチェックしたかった????と、思うのです。

それにしても・・・ヘンレ版3冊・・・。
一冊がすごく重い楽譜です。

ベートーヴェンが最も苦手という意識と、
機会がないということで、長期間開けることのなかった楽譜ですが、
目に留まった(3冊もある)こともあって、
これは弾くしかないと思いました。

弾けない・・・・・・。

何故、入試に必ずベートーヴェンが入っているのか。
バッハは理解できてもモーツァルトではなく、
何故ベートーヴェンなのかが、
やっと理解できた気がしました。

基礎って・・何年経っても大切です。

友人にこの話をしたら、
「私はバッハの平均律(ヘンレ版)が3冊ある。
どうしてかわからない」と。

私だけじゃないんだ・・・って、安心していいのでしょうか??